玉小石牛首紬とは

皇居で養蚕されている「小石丸」を親にして蚕業技術研究所が開発した繭で牛首紬を作りました。
ピーナツのような形の「玉小石」の繭

歴代の皇后さまが、皇居の中で養蚕をされていますことは有名なお話ですが、その中に「小石丸」の原種があります。

 

これは江戸時代に完成された蚕種で、光沢豊かな世界最高品質の絹糸になります。

 

その小石丸原種の中で、「二匹の蚕が一つの繭を作る蚕(双子)」同志を掛け合わせて完成されたのが【玉小石】です。

 

筑波にある蚕業技術研究所が開発され、優れた小石丸の性質を生かし、玉繭による強さと空気を含むしなやかさが重なります。

 

牛首紬は緯糸に玉繭を使用するのが特徴の織物のため、玉小石は探し求めていた最適の蚕種でした。

 

 

縦糸には玉小石の単繭を、緯糸には玉小石の玉繭100%使用して、加藤改石工場の技術で織られたのが【玉小石牛首紬】です。

 

玉小石牛首紬は、毎年、純国産絹製品の認定を受けています。

 

繭の年間生産が約10万個、だから生産反数も約8~10反と極々わずか。

もちろん、販売価格は高いですが、皇室ブランドを着る喜びが嬉しい逸品です。

 

玉小石をつくる杉本養蚕場

 福井市足谷町にある杉本養蚕場で、「玉小石」は育てられます。福井は雪が降りますので、養蚕は年3回。5月、7月、9月です。

 玉小石は原種繭(江戸時代から伝わる繭の品種)のため、近年の猛暑に弱く、今年は5月と9月の2回の養蚕です。

玉小石を養蚕する杉本養蚕所
福井市足谷町にある杉本養蚕所の桑畑(2013年撮影)

玉小石牛首紬を織る

玉小石牛首紬 ようやく織り上がりました
加藤機業場での機織りの様子

 

 玉小石は糸引きも、機織りも、ベテランの方が一人一人担当します。

 糸の太さが均一になるように、生地に緯段が出ないように・・。大変な作業です。


玉小石 牛首紬 作品

「玉小石牛首紬」の年間生産反数は8~9反と大変貴重な織物です。

 

そのすべてに「純国産絹マーク」が与えられています。

 

さらに、1反1反に製造番号が付けられ、履歴がわかるようになっています。

皇后さまゆかりの繭「玉小石」で織られた「牛首紬」の作品
玉小石牛首紬 左「しけ引き染め着尺」 正面「江戸小紋染め訪問着」

玉小石 牛首紬 小物

玉小石牛首紬の試織布を使って、作りました。
玉小石牛首紬を使った、カードケース

【玉小石牛首紬のカードケース】

特別に玉小石牛首紬を染めた生地で、カードケースを作りました。

 

 試し染めをした生地を利用していますので、柄と数量が限定されていますが、免許証や保険証なども入れられて便利です。

 

お値段などご不明点ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

TEL 0779 (66)2185


玉小石牛首紬のカードケース
カードケースの中はこんな感じです。

加藤改石の牛首紬では、小物を制作していません。

 

お客様からは、いろいろご要望があるのですが、生産の全てを手作業で行っているため、年間反数が約200反と少なく、小物に使う生地がありません。

 

また、後から染めますのでコストがかかり、小物まで手が回らないのが現状です。